コロナも落ち着き、通常の活動が各団実施できるようになりましたが、加盟員の減少は現在も大きな問題であり、コロナ期間中に多くの中途退団者を出してしまったことは大変残念であります。制限された活動下で、思うようにいかなかったことによるスカウト、保護者の興味離れもありますが、各指導者の活動やスカウトへの情熱もコロナによる影響により減退していたのではと考えております。ここで、しっかり踏ん張り以前のように多くのスカウトが活発に活動できる環境を整えなければなりません。育成会としても加盟員増加に向けて支援を進めていくことも重要であると考えております。
さて、今年度から3団、13団のボーイスカウト隊とベンチャースカウト隊が1つの隊として隊編成し1人の隊長のもと、それぞれを「夙川ボーイスカウト隊」「夙川ベンチャースカウト隊」として新たなスタートを切ることになりました。スカウト数の減少に伴う一時的処置として特にボーイスカウト隊においては対班競点のできる環境作りを最優先し、団の垣根を越えよりスカウトにとって魅力ある活動になるよう決断した次第です。今年の夏も各班が1年の総まとめを池原で実施 できるよう、育成会も財政、施設の面から十分な支援ができるよう努めてまいります。また、育成会バザーについては、大変保護者の方に負担をおかけしていることもあり、今年度からは一旦今までのような形式ではなく、規模は縮小されますが理事会を中心に有志により、できる範囲での開催を考えております。
活動が主体となるスカウト数増加は団だけでなく育成会も一体となって進めてまいります。その活動を財政面でしっかりと支えるのが育成会の責務であります。今年度も以下の行事含め育成会として活動してまいりますので、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

班制教育の充実としては、今年度から3団・13団のボーイ隊を2個隊の行動ではなく1個隊の編成とし、集会を全て合同。指導者も隊長を1名にするなど、夙川スカウトボーイ隊として基本に沿った活動ができる体制にしました。4つの班の活動を重視します。さらに団会議を合同でするなど、バックアップもしっかりやっていきます。
スカウトの確保については、今までの組織コミュニケーション委員を組織拡充委員に改め、組織拡充に専念してもらう。地域へのPRをどのようにするのが良いかの検討を踏まえ、その策を実施していければと思います。
一方、コミュニケーションの促進の方は、コミュニケーション委員を設置し、取り組んでもらうことにしました。夏祭りでの出店など、楽しみながら参加できる活動。また、どのような形が良いかまだ見えませんが、保護者や指導者と、夙川スカウトの「教育」と「支援」について意識を共有できる場を設けたいと思います。
今年度のテーマは「明るい道を開こう」。日本で開催された第13回世界ジャンボリーのテーマ曲のタイトルです。一昨年は「村の道ぶしん」というテーマで、また「道」が出てきました。でも、今年度は一歩進んで「明るい道」です。歌詞に「明日を目指して進もう」「高鳴る胸には燃え立つ希望」とあります。夙川スカウトの将来に向けて「明るい道」を開きたいと思います。

ボーイ隊は3団と一緒の夙川ボーイ隊として班制教育と進歩制度の基本をしっかりと固めて楽しくスカウティングに取組みます。ベンチャー隊も同様に一人の隊長のもと ＰＤＣＡに沿ったプロジェクトの定着を目標にスカウトの指導を行ってまいります。ビーバー隊、カブ隊には新たな指導者に加わっていただき指導体制がパワーアップしました。どんどん新入隊員を迎え入れることが出来ますので 団が主体となって隊員募集に力を入れて行きます。
団運営についてはそれぞれの担当の役割を明確にして取り組んでいただくとともに、団内および地域との関係をより積極的に進めるために コミュニケーション委員を復活しました。
ひとりの人に集中するのではなく、13団に関わるもの全員が少しずつ力を出し合うことで大きなパワーを発揮する『全員野球』の精神を大切にして 楽しく、元気に活動を継続していきたいと考えておりますので 今年度も皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。